---

■■ 三洋ホームズの特徴・評価・評判 ■■

MENU 耐震性への取り組み 耐久性への取り組み 快適性への取り組み 総評 ﾗｲﾝﾅｯﾌﾟ

---

三洋ホームズのランキング（28社中）
■年間着工棟数	25位
■耐震・制震・免震性
■耐久性能	8位
■断熱・気密性能	16位
■デザイン性・設計力	21位
■保　証	25位
■値 頃 感
■総合[１]	24位
■総合[２]	19位

三洋ホームズは、クボタハウスを三洋電機が引き受けた、軽量鉄骨系プレハブ構造のハウスメーカーです。
制震性能に優れたサンダブルエックスという制震装置と、緊急地震速報・緊急通報システム　EQvoiceが標準装備されているそうで、地震にたいして相当な配慮がなされています。

また三洋電機関連らしく、換気装置、太陽光発電+蓄電池と性能の優れた物を取り揃えてあります。
しかし、最近PANASONICが三洋電機を太陽光発電の技術が狙いで、吸収してしまいましたので、今後の展開がどうなるのか気になる面もあります。

三洋ホームズのラインナップは少なく、外観的に4種類しかありません。TVでのCMも現在ほとんどしていませんので、知名度には欠けるところはありますが、技術的には確かなものを持っている印象があります。

会社設立	1969年
資本金	52.75億円
営業地域	関東、中部、近畿、中国、九州
売上げ高	339億円(2010年度実績)
年間着工棟数	―
工法	軽量鉄骨系プレハブ工法
標準の坪単価	55〜65万/坪

大手ハウスメーカー28社の評価

ローカル・ハウスメーカーの評価

大手 ハウスメーカー・ランキング

---

性能・テクノロジー

■耐震・制震・免震への取り組み

三洋ホームズの工法は軽量鉄骨系軸組み工法で、C型鋼ではなく角パイプを柱に使用しているところが特徴といえます。
積水ハウスやダイワハウスなどの軽量鉄骨系軸組み工法の場合C型鋼を柱に採用しているメーカーが多い中、角パイプを採用していることは大変評価できることです。
（本来C型鋼は鉄骨造の胴ぶち材として使用する材料で、構造材ではありませんでした。ラーメン構造の場合はC型鋼では認定が受けられません。）
角パイプはC型鋼に比べて、座屈しにくくねじれにも強い特徴がありますので、当然耐震性にも影響がでできます。

「GSフレーム」という耐震構造をとっていますが、これは面材のブレースを使った構造で、通常のブレースより引っ張り力に強いようです。
三洋ホームズの耐震性能は非常に高いと言える構造になっていると思います。

制震構造に関しては、制震ダンパー「サンダブルエックス」という装置を開発しています。
これは一つの制震壁に2箇所の制震装置を設置するもので、高減衰ゴムを使用したものです。
制震装置をダブルで配置することで、対応力は2倍となり、歪みは半減するというメリットが考えられ非常に優れたものに感じられます。
メーカーのデータでは地震の揺れを最大50％軽減できるということです。
この制震装置は全戸標準装備とのことで、他社には無い内容で非常に評価できます。

又、免震装置も用意されています。
「IAU型免震システム」という名称で、ボールベアリング支承とダンパー、風揺れ固定ピンからなる免震装置で、単純な構造ではありますが、 軽量鉄骨で重量のあまり無い建物ですので、充分かと思われます。

緊急地震速報システム「EQ VOICE」が用意されています。
これは、業界初のシステムで、気象庁の緊急地震速報を受信すると 家の中に設置されたマイクで地震の大きさと発生までの時間をカウントダウンされる等の機能を住宅に持たせています。

---

■耐久性への取り組み

三洋ホームズの外壁はカーテンウォール工法で施工されています。
これは、高層ビルなどの外壁でよく用いられる工法で、構造体に外壁を緊結せずに構造的に切り離した施工をします。
ですから、地震や風圧力で揺れが生じても、破断や変形を起こす可能性を低く抑えることができます。
構造体の強度が自立して安定している建物でしか採用することのできない工法です。

外壁の目地にはコーキングを使用せず、「三層アクティブジョイント外壁防水システム」と大層な名前の高耐久性合成ゴムパッキン を採用して劣化を低減する措置が講じられています。

屋根の下葺き材には通常のアスファルトルーフィングではなく、ゴムアスファルトルーフィングが採用されており、谷樋はステンレス鋼板、 バルコニーの防水もシート防水と全く問題ない内容だと思われます。

---

■快適性への取り組み

三洋ホームズの断熱材は外壁が75mmのグラスウールで床がポリスチレンフォーム、天井はグラスウールです。
開口部は、アルミ樹脂複合デュアル断熱サッシュに防犯合わせ複層ガラスを採用してあります。
断熱性能を表すQ値は、�V地域で2.4w/�uk、�W地域で2.7w/�ukと次世代省エネ基準をなんとかクリアといったところです。

換気システムは、「NAV24N/Sシステム」、「FAV24システム」、24時間全館空調システム「パラディア」と3種類用意されています。

■「NAV24N/Sシステム」
臭いや湿気を排気して、花粉フィルター付の給気口から外気を取り入れ、家中の空気をクリーンに保つ第三種換気システムです。
センサー付の換気扇を適材適所に配置することで、臭気や湿気を効率よく排気します。

■「FAV24システム」
全熱交換型の第一種換気システムです。
このシステムは外気の温度湿度を調節して安定した換気を行います。
また、「スーパーアレルバスター」「緑茶カテキン」「バイオ除菌」など高性能フィルターを備えているそうです。

■24時間全館空調システム「パラディア」
全熱交換型の第一種換気システムに空調システムを組み合わせたタイプで、理想的とも言える換気空調システムです。
家全体の温度、湿度を一定に保つと共に換気も行う優れものです。
さすがに電気メーカーのグループ会社だけあって、電気システムには特にこだわりがありますね。

遮音性能は、断熱材やサッシュ、ガラスの質をみてもわかるように、かなり高性能だといえます。
室内騒音に対しても、遮音マットや防振鋼製吊木、又は「ALC床」なども用意されており、配慮されているといえるでしょう。
又、主寝室廻りの壁には55mmのグラスウールが充填されており、かなり高性能ではないでしょうか。

---

■三洋ホームズの総評

他社に無い質の高さがあるのを感じます。
制震装置の「サンダブルエックス」が標準装備だったり、カーテンウォール工法を採用
して耐久性を高めたり、理解しやすい技術で質を確保してあります。
他にも三洋電機らしく太陽電池発電の取り組みも優れています。
クボタハウスから三洋ホームズに変って後知名度はイマイチなところがありましたが、
価格帯に対しての内容は大手ハウスメーカーの中でもトップクラスではないでしょうか。
非常に評価できる内容だと思います。

☆このページがお役に立ったと思われたらクリックお願いします→

---

三洋ホームズのラインナップ

三洋ホームズのHP

KURASI'TE
CHIC TASTE	MODERN TASTE	CASUAL TASTE	EURO TASTE	JAPANESE MODERN TASTE	TRADITIONAL TASTE
KURASI'TE URBAN

※以上の画像は三洋ホームズの
ホームページよりお借りしました。

---

---

---

---